こんにちは。前回に引き続き、財津でございます。
今回は皆様からよくいただくご質問をハープの先生、技術者に投げかけ、集めた「生の声」をもとにお答えしていきたいと思います。
楽器購入の前に確認しておきたいことに「防音対策」が挙げられます。
ハープはピアノに比べると響きが少ない楽器といわれることがありますので、「ピアノ可」の物件であれば設置も問題はないでしょう。
ただ、ご近所への音漏れや苦情がくるのではないか、という心配はつきもの。そんなハープの防音対策についてご紹介します。
ハープは下に音が抜ける為、吸音マットや防音マットを二重で敷くことで下への防音効果が高まります。
また、壁に吸音材、防音材、防音カーテンをつける(さらに調湿できる素材だと尚良い)ことで横への音の伝わりを押さえる効果があります。
楽器の置き場所についても、角部屋を選んだり、他の家や部屋と隣接しない部屋(庭側、道路側等)へ置いたりすることで工夫ができます。
その他、演奏する時間帯を20時までにする、ご近所の方へハープを演奏することを事前に周知しておくことも大切です。
より防音性の高さを重視したい方は、防音室を検討される方もいらっしゃるかと思います。最近では10万円台で購入できる折り畳み式の簡易防音室を取り扱う楽器店もあるようです。是非、ご参考までに。
https://info.shimamura.co.jp/soundproof/proposal
続いて、いざ楽器をお迎えするにあたって”楽器にとって最適な置き場所“について悩みますよね。
第一にハープは乾燥しすぎや高温多湿は大の苦手。(人間も楽器も一緒ですね。)
よって、直射日光が当たる場所やエアコンの吹き出し口の前に置くことは避けましょう。
また、畳や毛足の長いカーペットの上は不安定なため、地震発生時など転倒しやすくなりますので、フローリングまたは毛足の短いカーペットの上がおすすめです。
最後に、ハープユーザーでも実は疑問に思われている方も多いのでは?というお悩みです。
「ご自宅でグランドハープを弾く際に靴を履くか」 です。
海外では家の中でも靴を履いて生活するという話は広く知られています。そのため、ヨーロッパで発展したグランドハープも靴を履いて演奏することを基本としています。
また、ある程度ヒールが高い靴は、かかとを床につけた状態でペダルを踏むとき、角度が素足に比べると緩やかになるため、比較的楽にペダル操作が可能です。
お教室と違い、自宅のハープのペダルが重くて…と悩まれている方は意外とこの辺りを意識することで解消されることもあるかもしれません。
以上、いかがでしたでしょうか。
今回は、ハープについてお寄せいただくご質問についてお答えさせていただきました。
今後もハープに関して疑問、質問ございましたらお気軽に銀座十字屋までお寄せください。
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